近年、金融業界における新しい業態として、IFAという職業が注目されています。
IFAは「独立系金融アドバイザー」と訳され、フリーランスとして複数の金融機関と業務提携をして各種金融商品の仲介や代理業を行います。
顧客へのサービスはもちろん、IFAの働き方やサービスの提供の面で、今までの金融業界のあり方をより魅力的にするものとなっています。
詳しくは(「IFAとは?」)で解説していますので、そちらをご覧ください。
今回は、IFAとして働くメリットとデメリットについて、元証券マンの現役IFAが、主に証券会社と比較して解説していこうと思います。
IFAについて興味がある方、転職をご検討の方は是非ご覧ください。
目次
IFAのメリット
まず、IFAのメリットを三つ紹介しようと思います
顧客との関係性
一つ目のメリットは、顧客の方と、長期的な関係を築けることができることです。
証券会社の場合は、基本的に数年単位で転勤が繰り返されることが多いです。
IFAは移動や転勤が基本的にない為、お客様と長期的な関係を築くことができます。
長期的に関係を築けることで、お客様とのコミュニケーションが円滑に進み、理解度も向上していきます。
高収入
二つ目は、収入が証券会社での勤務に比べて向上することが期待されることです。
業務委託契約の場合、手数料の55〜70%程度が報酬として支払われます。
自分の実力が収入にそのまま現れるようになっているので、これまで証券会社で実績を残している人ほど、収入が増える傾向にあります。
正社員雇用の場合は、固定給+実績に連動した賞与をもらえることができます。
実際に年収が4,000万円を超える人もおり、私が知っている中では年収1億円超の人もいました。
会社によっても報酬制度が異なりますので、(「IFAの平均年収」)という記事で解説しています。
自由度の高さ
三つめは、色々な面で自由度が高いということです。
IFAは特定の金融機関に所属していない為、所属金融機関の営業方針やノルマに縛られることがありません。
複数の金融機関の商品を取り扱うことができるので、顧客が求める商品だけを提案できます。これまでみたいにノルマ達成のために顧客を疲弊させることはありません。
また、服装や出社も自由です。業務委託であれば毎日出社する必要もありませんし、出社時間も自由です。お子さんの送り迎えや家事を終わらせてから仕事をするスタイルも十分可能です。
もちろん細かいことをあげれば、所得税対策など他にも多くのメリットがあります。
IFAのデメリット
一番のデメリットは、収入が不安定になる可能性があることです。
証券会社で正社員として働いていた時は、毎月のある程度の収入が安定して入ってくるのに対し、IFAの業務委託契約の場合、固定給は基本的にないので、給与は安定してはいません。
高収入を目指すことができる一方、営業成果が上がらない場合、低収入になることがあります。
他にも、IFA自体がまだまだ発展途上であることが挙げられます。
例えば、業務委託でIFAになった場合、住宅ローンの審査が証券会社勤務よりも厳しくなります(そもそも業務委託は自営業なのでIFAに限った話ではないですが)。
また、証券会社と比較して企業規模が圧倒的に小さくなるため、会社の看板では商売ができず、個人の力量が全てになります。
所属するIFA業者の提携先や商材の量でカバーできるかもしれませんが、各々が工夫をして顧客を開拓していく必要があります。
いかがだったでしょうか。IFAになることにはかなり多くのメリットがある反面、デメリットも存在します。特に収入面はメリットでもありデメリットでもありますが、年々IFAに転職する人数が増加していることからも、IFAになるメリットの方が大きいということが言えるのではないでしょうか。
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